自己肯定感スタイルとは
自己肯定感は、心理学では二つの隣接する概念として整理されてきました。一つは、自分そのものに対する評価を扱う自尊感情。社会学者モーリス・ローゼンバーグが1965年に提唱した自尊感情尺度(RSES)が古典的な指標として知られ、半世紀以上にわたり追試されています。もう一つは、目の前の課題に取り組めるという見通しを扱う自己効力感。心理学者アルバート・バンデューラが1977年に体系化し、シュワルツァーらが1995年に汎用尺度(GSE)として整備しました。
Lunaliaの自己肯定感スタイル診断は、この二つの軸を独立に測ることに重きを置いています。RSESを土台に再構成した自尊感情の8問と、GSEを土台にした自己効力感の8問、合わせて16問。回答から二軸のスコアを算出し、近いタイプを5本の樹のキャラクターで返します。「自分への信頼」と「動ける感覚」を別物として切り分けることで、低い・高いではなく、根の張り方の違いとして自分を読めるようになります。
あなたという樹は、どの樹に近いか
自尊感情と自己効力感の組み合わせから、あなたの内側の構えがどの樹の立ち姿に近いかを判定します。深く根を張った樹も、いま土の中で根を伸ばしている樹も、それぞれの季節を生きている同じ生命です。
自分との関係を、整え直したい人へ
対人関係や恋愛がうまくいかないとき、原因を自分の弱さに求めてしまう癖がある方。自己肯定感という言葉でひとくくりにされがちな感覚を、自尊感情と自己効力感という二軸に分けて読み解くと、整えるべき場所が具体的に見えてきます。
愛着スタイル診断や恋愛スタイル診断と組み合わせると、相手との関係に出る癖の根っこに、自分との関係の癖がどう関わっているかが立体的に見えます。「他者への構え」と「自分への構え」を行き来する読み方ができます。
よくある質問
自尊感情と自己効力感はどう違いますか?
自尊感情は「自分そのものを受け入れている感覚」、自己効力感は「目の前の課題に取り組めるという見通し」です。前者はあり方の評価、後者は行動の見通しに近く、両方が独立に測れるよう設計されています。片方だけが高い人も少なくありません。
苗木と判定されました。落ち込みます。
5本の樹に優劣はありません。苗木は弱さではなく、いま根が伸びている時期を表します。研究上も、自尊感情・自己効力感はどちらも経験と支援によって変化することが繰り返し確認されています。芽の高さではなく根の長さで自分を測ってよい時期だ、と読み替えてください。
うつや適応障害との見分けはつきますか?
Lunaliaの診断は医学的診断ではありません。気分の落ち込みが日常生活に支障をきたすほど続いている場合は、医療機関への相談を優先してください。本診断は自己理解の地図づくりとしてご活用ください。
愛着スタイル診断と何が違いますか?
愛着スタイルは「他者との親密な関係への構え」、自己肯定感スタイルは「自分との関係への構え」を扱います。両者は連動しますが別の構成概念で、組み合わせて受けると、対人での揺らぎの源が自分のどこにあるかが見えやすくなります。
PDFレポートには何が書かれていますか?
樹のタイプごとに、強み・葉裏の影・対人での出方・相性のよい樹・自己肯定感が下がる日の対処・根を育てるワークなどを約25ページにまとめています。単品480円、コンプリート版が980円です。
設計の根拠
自尊感情と自己効力感、それぞれの古典尺度と現代の汎用尺度を参照しています。設問は日常の言い回しに馴染ませる形で再構成しました。
- Rosenberg, M. (1965). Society and the Adolescent Self-Image.
- Bandura, A. (1977). Self-efficacy: Toward a unifying theory of behavioral change. Psychological Review.
- Schwarzer, R. & Jerusalem, M. (1995). Generalized Self-Efficacy Scale.
- Orth, U., Robins, R.W. (2014). The development of self-esteem. Current Directions in Psychological Science.