🪼

立ち直りスタイル診断

Kübler-Ross の悲嘆段階モデルと Bonanno のレジリエンス研究をもとに設計した16問の自己診断。あなたの「満ち方・引き方」を5つの海象で表現します。

全16問
約3分
心理学設計
全タイプを見る →

本診断は心理学の研究をもとに設計した自己理解の道具で、医学的診断や臨床的判断を代替するものではありません。

立ち直りスタイルとは

関係が終わったあと、人はどう回復していくのか。臨床心理学者エリザベス・キューブラー=ロスが1969年に提示した悲嘆の段階モデルが古典的な出発点となり、その後マーガレット・ストローブとヘンク・シュットが1999年に「損失志向」と「回復志向」を往復する二重過程モデルを提唱しました。さらにジョージ・ボナーノが2004年以降の縦断研究で、悲嘆からの回復には複数の異なるパターンが存在することを示してきました。

Lunaliaの立ち直りスタイル診断は、こうした研究の蓄積を「感情処理」と「行動再開」の二軸に整理し、16問で構成しています。感情を時間をかけて処理するのか、速やかに切り替えるのか。次の行動に動き出すのか、しばらく留まるのか。回答から二つのスコアを算出し、もっとも近い海象を5タイプから返します。立ち直りの速さに優劣はない、というのが本診断の前提です。

あなたの海は、どんな海か

感情処理と行動再開の組み合わせから、あなたの内側に広がる海象を判定します。深く沈む海も、静かに退く海も、立ち上がる白波も、それぞれが固有の回復のかたちを持っています。

沈む深さに、光が届く
満潮
満ちながら、次の岸へ歩く
引き潮
静かに退いて、砂の地図を描く
波頭
白い波が、次の岸を知っている
夜光
暗い水面が、自ら光を放つ

関係の終わりを抱えている人へ

失恋・別れ・離別・長年の関係の終焉。すぐに前を向けない自分や、逆に淡々と歩けてしまう自分に、戸惑いを感じている方。立ち直り方には個性があり、研究上もいくつかの異なるパターンが確認されています。自分の回復のかたちに名前がつくと、急かす言葉から距離を置けるようになります。

愛着スタイル診断・恋愛スタイル診断と組み合わせると、出会い方や関係中の振る舞いと、終わった後の歩き方が一本の縦糸として読めるようになります。「次の恋へ」を急ぐ前に、自分の海の輪郭を確かめておきたい方にも向いています。

よくある質問

失恋直後に受けても大丈夫ですか?

受診の時期に決まりはありません。直後の混沌とした時期に受けても、しばらく時間が経ってから振り返るために受けても、それぞれ意味があります。ただし、気持ちが日常生活に支障をきたすほど続いている場合は、医療機関や相談窓口の利用を優先してください。

立ち直りが遅いタイプだと判定されました。

本診断では「立ち直りが遅い/早い」を優劣として扱いません。深く沈むタイプも、軽やかに切り替えるタイプも、研究上はどちらも正常な回復のパターンとして観察されています。立ち止まる時間の長さは、回復の質とは別の指標です。

失恋以外でも受けられますか?

恋愛に限らず、長年の友人関係の終わり・家族との離別・大切な人との死別などを思い浮かべながら回答できる広めの設計にしています。ただし、深刻な喪失体験の只中にある場合は、診断より先に専門家への相談をご検討ください。

愛着スタイル診断の月タイプと、夜光タイプは同じものですか?

別の診断軸として設計しています。愛着スタイル診断の月タイプは「他者との親密な関係への構え」を扱う10タイプのひとつ、本診断の夜光タイプは「関係の終わりからの回復」を扱う海象のひとつです。両診断を受けると、出会い方と立ち直り方の縦糸が読み解けます。

うつや複雑性悲嘆との見分けはつきますか?

Lunaliaの診断は医学的診断ではありません。気分の落ち込みや喪失感が長期間続き、日常生活への影響が大きい場合は、医療機関や心理士への相談を優先してください。本診断は自己理解の地図づくりとしてご活用ください。

PDFレポートには何が書かれていますか?

海象のタイプごとに、あなたという海の解説・砂浜に残るもの・関係における波の打ち寄せ方・響き合う海・引き潮の日の対処・砂を集めるワークなどを収録しています。単品480円、全タイプを収録したコンプリート版が980円です。

設計の根拠

悲嘆と回復に関する古典的な段階モデルから、現代のレジリエンス研究までを参照しています。設問は日常の言い回しに馴染ませる形で再構成しました。

  • Kübler-Ross, E. (1969). On Death and Dying.
  • Lazarus, R.S. & Folkman, S. (1984). Stress, Appraisal, and Coping.
  • Stroebe, M. & Schut, H. (1999). The dual process model of coping with bereavement. Death Studies.
  • Bonanno, G.A. (2004). Loss, trauma, and human resilience. American Psychologist.