🫧

距離感スタイル診断

Bowen の自己分化理論と Whitfield のバウンダリー概念をもとに設計した16問の自己診断。あなたの「境界線の引き方」をかたちで表現します。

全16問
約3分
心理学設計
全タイプを見る →

本診断は心理学の研究をもとに設計した自己理解の道具で、医学的診断や臨床的判断を代替するものではありません。

距離感スタイルとは

自分と他者のあいだに引いている境界線は、目に見えないぶん、自覚するのが難しい。家族療法の創始者マレー・ボーエンは1978年に「自己分化」という概念を提唱し、自分の感情と他者の感情をどの程度区別できるかが対人関係の質を左右すると論じました。その後、チャールズ・ウィットフィールドが1993年にバウンダリー(境界線)を物理・感情・認知の3層に整理し、バウンダリーの健康度が自己肯定感や関係の安定性と相関することを示しました。

Lunaliaの距離感スタイル診断は、ボーエンの自己分化理論とウィットフィールドのバウンダリー概念を土台に、「境界線の透過性」と「自己感覚の安定度」の二軸で16問を構成しています。相手の感情をどの程度通すか、そのとき自分の軸がどの程度保たれるか。回答から二つのスコアを算出し、もっとも近いかたちを5タイプから返します。

あなたの境界線は、どんなかたちをしているか

境界線の透過性と自己安定度の組み合わせから、あなたが人間関係のなかで無意識に引いている境界線のかたちを判定します。どのかたちにも強みと成長の余地があり、優劣はありません。

海綿
やわらかさが、あなたの鎧になっている
守り方を知っている人は、扉の場所も知っている
薄膜
閉じる速さは、かつて開いた深さの証
格子
通す光と止める影を、自分で選べる
羅針盤
針は揺れても、北を忘れない

自分の距離感に、名前をつけたい人へ

断れない自分、壁を作りすぎる自分、近づきすぎて急に閉じてしまう自分。人間関係で感じるその違和感は、性格の問題ではなく、境界線のかたちが見えていないだけかもしれません。自分のバウンダリーのパターンを構造として言語化すると、対処の手がかりが見えてきます。

愛着スタイル診断で「不安型」や「回避型」と出た方にとっては、愛着傾向の次のステップとして自分の境界線を確認する意味があります。自己肯定感スタイル診断と併せて受けると、内側の構えと外側への振る舞いの関係が立体的に読めます。

よくある質問

愛着スタイル診断との違いは?

愛着スタイルは「親密な関係への構え」、距離感スタイルは「自分と他者のあいだに引く境界線のかたち」を扱います。前者は関係への入り方の癖、後者は関係の中での距離の取り方の癖を測っており、組み合わせて読み解くことで対人パターンの全体像が見えてきます。

自己肯定感スタイル診断と軸が似ていませんか?

自己肯定感スタイルは「自分そのものへの信頼」と「動ける感覚」を測りますが、距離感スタイルは「他者の感情をどの程度通すか」と「そのとき自分の軸がどの程度保たれるか」を測ります。自己肯定感が根の張り方だとすれば、距離感は窓の開け方。同じ人でも結果が異なることがあります。

薄膜タイプと判定されました。よくない結果ですか?

どのタイプにも優劣はありません。薄膜は壊れやすさではなく、環境の変化をいち早く感じ取れる感度の高さを表しています。開く力と閉じる力の両方を持っているタイプで、その使い分けを調整している途中にある状態です。

回答中に気持ちが重くなりました。

境界線のテーマは過去の経験と深く結びつくことがあります。無理に続けず休んでください。気持ちが長く続く場合は、専門家や相談窓口に頼ることも選択肢のひとつです。本診断は医学的な診断の代替ではありません。

PDFレポートには何が書かれていますか?

タイプごとの境界線パターンの詳細・5場面別(恋人/友人/職場/家族/SNS)の境界線マップ・タイプ別の「境界線を育てる言葉集」を収録予定です。単品480円、コンプリート版が980円です。

設計の根拠

自己分化理論とバウンダリー研究の系譜を参照しています。設問は日常の対人場面に馴染む表現に再構成しました。

  • Bowen, M. (1978). Family Therapy in Clinical Practice.
  • Whitfield, C.L. (1993). Boundaries and Relationships: Knowing, Protecting and Enjoying the Self.
  • Mikulincer, M. & Shaver, P.R. (2007). Attachment in Adulthood: Structure, Dynamics, and Change.
  • Skowron, E.A. & Friedlander, M.L. (1998). The Differentiation of Self Inventory: Development and initial validation.